不動産売買/賃貸物件/香川県/高松市/T-不動産株式会社 | ブログ

MENU

2017年02月13日

振込手数料は誰が払う?の決済現場のリアリズムと、チーズの感想 その三 No.869

おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。

不動産所有者、売主さんのためを思って、とある地方都市の役所の二階にある固定資産税課の担当者との無理問答の30分間バトル。行政が行政の非を認めない。
まったくもって無駄な時間である。
やれやれ。


たぶん、過去に二、三回は書いているかもしれません。
そりゃあ、本当にどーでもいいことかもしれません。
そのどーでもいいことに、いろいろ根拠がありまして。
でも、どーでもいいことかもしれません 苦笑。


不動産売買の最終決済引渡しの現場にて、買主が売主の口座へ残代金を銀行融資を経て、振込するときに、その振込手数料は誰が負担するのか?といった話。
もう、ええやん、かもしれませんが。

不動産取引の現場では、大抵は売主負担が商慣習となっています。

なんでや?ってなりますよね。

第485条
弁済の費用について別段の意思表示がないときは、その費用は、債務者の負担とする。ただし、債権者が住所の移転その他の行為によって弁済の費用を増加させたときは、その増加額は、債権者の負担とする。


条文から読み解いたら、買主じゃん!ってなりますが、売主負担が商慣習です。
ふつーは不動産の価額って、200円とか300円ではなくて、2000万円とか3000万円です。
大抵は住宅ローンを設定して、銀行からの融資実行後に、売主の指定口座へ振込されます。
つまり、売主の目の前に現ナマを置かない、つまり売主の口座へ振込してもらう、つまり、それは売主の都合でしょ。だって数千万円の現ナマを目の前に積まれてもただの嫌がらせでしょ!みたいな。
ゆえに、振込手数料は売主負担であると。
村上個人的には、ものすごく違和感を感じます。
つまり、振込手数料は買主負担にゆだねられています。そう考えたい。なぜならこの現代において、支払い方法が振込というのはごくごく当たり前の行為だと思うからです。

だから、「その他の行為」って何?ってなりませんか?
ね、どーでもいい話かもしれません苦笑。
口座への振込希望が、その他の行為に該当するのか?と。

取引の現場のリアリズムですが。
過去の実例。
実際に、取引の現場にてあった、なかなかの光景。

①村上は買主側の共同仲介
振込手数料のことを銀行担当者が、耳打ちするふりだけど、みんなに聞こえる音量で「振込手数料は?」と聞いてきたので、村上はにこやかに売主側の業者さんに、「ふりこみて」までしか言ってないところで、目も合わさずに早口で「そちらが払ってください」とピシャリと言われました。故意と悪意に満ち足りた主張でありました。あんまり言いたくないけど。

②村上は買主側の共同仲介
さて、融資実行で売主口座に振り込みますよとなったタイミングで、売主側の業者さんがさっと立ち上がりズボンのポケットに手を入れてチャリチャリいわせて、「ええっすよ、ええっすよ、ええっすよ」って機嫌よく振込手数料の小銭を銀行担当者に手渡しました。
まったくもって男塾塾長レベルの男前である。

③村上は売主側の共同仲介
買主側の業者さんが、とてもやんわりと売主さんに振込手数料のお支払いをお願いしますと伝えているのに、売主さんが「なんでじゃぁ!そんなんおかしいだろ!。ちゃんとしてくれよ」と。和やかな最終決済の場において、ちゃんとしてほしいのは売主さん、あなたの態度でございます。銀行担当者もドン引きである。


で、直近の件。
売主さんがおっしゃるには、「ほらほら、振込手数料だなんだかんだって、ややこしいでしょ。だから現金でもってきてよ。紙袋にいれてもってたって取られはしないし。そんなはした金」
そんな、はした金。
もう一回。
そんな、はした金。
ということで、今度の決済は、数千万円の現金が目の前に積まれて運ぶことになりました。
銀行も大変だ。

ということで取引、契約とういうものには、利益相反、利益衡量、民法がしっかりと土台にあります。
振込手数料ひとつとってもなかなか厄介なのです。


チーズの感想、その三
オークウッドスモークチェダー
左端のもの。
イギリス産の燻製チーズで、くんくん薫るやつです。口に入れた時はこんなもんか?というようなソフトな燻製感で少し物足りなさを感じるかもしれませんが、おそらくこれぐらいが丁度いいでしょう。あんまりくんくんきても、今現在の食事がくどくなりすぎて長続きしないことを想定します。このチーズのいいところは、忘れた頃に、あれ?とどこからか、うわぁあのチーズのくんくん感だぁと上品な燻製感を楽しめます。

ブルーデコース
右端のもの。
青カビタイプのフランス産。
これはもういかにも!というやつです。
このチーズの香りと塩で、辛い酒を合わせると楽しめます。
ひとつ気になったのが、このチーズの香りはまあわかるのですが、口に入れて前歯で噛んだ時に感じる、ソーダのジュースのような、なんか嗅いだことのあるアレはなんなのでしょうか。青カビ特有のものだろうか。不思議な香りです。


今回、四種類を楽しみましたが、いつまで経っても時々思い出したように香りを感じて、なんか食べたいなぁと、記憶にグイグイと食い込んでくるチーズは、右から二つ目のサンタンドレでした。バターのようななめらかさと、喉に通ったあとからくる牛乳感。
なんとも意外な結果となりました。
ご馳走様でした。


不動産のあなた様のお悩み解決に向けてのご相談は、まずは村上までメールしてくださいね。

t-master@i.softbank.jp