2014年03月19日
新賃貸借契約書案とゴードングルーブ。 No.441
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おかげさまです!(・з・)
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。
国土交通省が2015年を目途に、
画期的な賃貸借契約ルールを作ろうとしています。
それと「木造住宅は25年で価値ゼロですよ」も
覆そうとしています。イケイケ!という感じで良い流れだと思います。
想像してください。
あなた様が50歳ぐらいです、両親が他界して、
その両親が長年居住していた土地と家屋を相続したとします。
あなただけが相続人です。
あなたはそれを必要としていません。
では、どうするか?
売る、貸す、ほったらかしにする、誰かにあげる。
今回は、「貸す」とします。
それは親戚とか知人とかではなくて、
あなた様の全く知らない第三者とします。
家は、築45年なので、水周りは当然ながら、
内装もそれなりに修繕しないと、
「第三者に貸す」となると、「ちゃんとして」おかなければ、
クレームが多発するし、そもそも誰も借りてくれないかもしれない。
建物がそんな状態だから、立地も含めて月額賃料を
3万円と設定したとします。
「そのまま」だときっと誰も借りないでしょう。
しかしながら、今回の提案される契約書では、
「借りる人が好きなようにイジればいいし、退去のときも
そのままでもかまんよぉ~」というものであります。
・・・・・・・・。
悩ましいですなぁ。
国土交通省のフローからストックビジネスへの転換が目論見で、
どうにかして「空き家」を有効活用したいというシナリオです。
そんなうまいこといくか?と、とりあえず疑ってみます(笑)。
まず、賃借人が好きなように投資してグレードアップします。
賃料は安いが、投資はかかる。
貸主からすると初期投資が不要で、リーシングできて、賃借人が
出て行くときも、原状よりもおそらくグレードアップした部屋が手に入るかもしれない(楽観視)。
結論、・・・・・・・、これ浸透しますか?
通常の集合住宅ではなかなか走り出しは怖いと思います。
だって何されるかわからないし。契約書作っていても(汗)。
やはり一般戸建住宅が対象だと思いますが、貸主は全然ノリノリOKだと
思います。では借主はどうか?ということですが、
リフォーム費用を投資してでも、賃料を安くして借りていけたほうが
得ですよね。
まあまあな通常な賃貸で、6万円だとします。
手付かずで3万円だとします。5年借りたとします。
単純に180万円投資してグレードアップして、5年先も
住むとします。所有しないという選択肢であれば、なかなかアリなのではないかと思います。基本構造の保証と火災保険と固定資産税は家主負担だし。
他の業界では、あんまり改革はないですけど、
今この不動産業界では2015年を目標にイノベーションされています。
これもいいけれど、
昭和40年代に作成された宅地建物取引業法を改正してほしい。
そのころから物価変動もありながら、23年連続地価下落という現実がありながら、媒介報酬額は当時から変更がありません。
外部要因も内部要因からも「税」の徴収基準は変更するくせに!
こういうところもちゃんと見ていきましょうよ!
と、しっかり見ておかないと沈没してしまよう世の中です。
ゴードン・エドワーズ兄さんのようなグルーブで全てを吹き飛ばしたいですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=MZcTP3-ARFQ
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