2014年04月17日
不動産調査の重箱の隅をつつく。 No.468
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おかげさまです!(`д´)
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。
今日はちょっとマニアックすぎる話ですので、読むと疲れると思いますので、
ご注意ください。
わたしの性格上、どうでもいいことはスパッと気にしません。
しかしながらこれが仕事になると、良くも悪くも、いいように作用するときもあれば、
自分を苦しめるときもあります。
それはこだわって徹底するということです。気になりだしたらほっとけません。
まぁ、当たり前といえば当たり前ですが、場面、状況にもよります。
でもこの仕事をはじめたときから、ずっと頭に体に染み付いているのは、
取り扱うのは「不動産」であって、カッチリしようぜ!という気持ちです。
やはり「それぐらい、まぁいいじゃん!!!気にしない気にしない、大丈夫大丈夫、
どうにかなるって!気楽にいこうぜ!なんちゃってテキト~にいこうぜ!
ラブアンドピ~ス!」とはなりません。
いいですか、ラストの結論は、ただの「ふ~ん(興味無)」ですよ。
ではいきます。
物件は、区分所有建物、分譲マンションの一室です。
もう少ししたら、契約と決済を同日に行う、いわゆる一括決済を4月下旬に予定しています。
ですので、契約書をパタパタと作成しております。
参考資料として「公課証明書」を取得していました。
所有者、住所、固定資産税額と、評価額が記載されています。
わかりやすくするために大雑把に記載します。
そこには、台帳 1500平方メートル 現況 1300平方メートルと記載されています。
マンション登記簿謄本には、1300平方メートルとあります。
つまり、マンションの底地の地積、土地の広さが記載されています。
何?この数字の違いは?となりますよね。
台帳は、土地・家屋課税台帳のことです。この数字は、登記簿謄本と一致します。
実測値であり、正確な数字です。
では、「現況」とあるのに正確な数字ではなないのか?ということですが、
正確ではありません。さらに、この現況の意味は、「この面積に課税していますよ」という意味です。
「現況」ではないのです。
今回のケースでいうと、国土調査が入り正確には1500平方メートルということが
確認されております。
しかしながら、途中で間違えているからといって、税額が高くなってしまう1500平方メートルには
課税されていません。つまり、「現況」=「この面積に課税しますよ」=1300平方メートルで課税金額を
算出しております。税額は低いということです。しかしながら、将来的には税額も修正されます。
ここで気になるのが、台帳は、1500平方メートルなのに、マンション登記簿の地積は1300平方メートルなのです。なんで?となりますよね。
しかしながら、この底地だけの土地の登記簿謄本をとると地積が1500平方メートルで出てきます。
おかしな現象ですよね。
それならマンションの登記簿謄本の地積も1500平方メートルであるべきだと思いますよね。
何故この現象が起きたかというと、国土調査が入り正確な土地の地積を求めました。
それで、この土地が1300から1500平方メートルだと確認しました。だから土地の登記簿謄本を修正しましょうよという流れになります。
ここで終わりなのです。
つまり、この土地の地積を修正しました。よし、そしたらこの上には分譲マンションがあるかもしれない、
チェックしてみよう!おお!分譲マンションがあった!そしたら分譲マンションの登記簿謄本の地積も修正しておこう!というチェック機能がないということです。法務局の人にも確認したら、確かに
その機能がないとのことでした。だから、分譲マンションの登記簿謄本の地積が
誤ったままで表記されているのです。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・。
ねっ、「ほ~(不明)」という感じでしょ(大汗)。
休みの日に「廻るすし祭り」さんへ行ってきました。
安さにつられて(汗)。
1皿、78円って!
このとりのからあげ丼、がっつり一人前あって、370円って!(驚)。
めちゃくちゃ腹いっぱいになるので、もう頼まないでしょう(笑)。
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tre@t-fudosan.com
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