2018年02月21日
立地適正化計画と線引き撤廃と、うえはらのしっぽく蕎麦。No.914
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おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。
今日はちょっと難しいというか、行政の定義の表現というか、いろいろカタイ表現だと読みにくいだろうと思いますので、あえて柔らかめな表現で書いてみます。
不適切な表現もあるかと思いますが、ご了承ください。
今、一般的な高松市民の人からすると、「立地適正化計画」について、知ってる!知ってる!という人はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。興味があるというか。
ひっそりと物事は進んでいます。
好むと、好まざるに関係なく。
まぁ、このことは、今にはじまったことではないのですが。
あえて簡単にめちゃくちゃ乱暴な表現をすると、「もう人口も減る一方だし、高齢社会だし、病院も施設も必要だし、街、人がバッラバラに点在すると、管理するにも使える税金に限界があるし、無駄が無いように街、人を集めて、合理的な街を作ろうよ」ということです。
高松市が管理する上水道ですが、人がたくさんいるところには埋設できても、極端にいうと、人がひとりしかいない場所に埋設するとなると、いくらライフラインとはいえ、ちょっと大変ですよね。
平成9年に、都市計画のマスタープランが決められて、平成16年に、線引き撤廃があって、今、立地適正化計画ですよと。
この立地適正化計画ですが、前から言われていることですが、街をコンパクトにしましょうというものです。街の広がりはそれなりにはありますが、点在してバラバラになるのを避けようよというものです。
高松市も、国からのトップダウンで、言われた通りにやるしかないという行政組織なのか、いろいろ大変な局面なのかもしれません。
ただ、大変なのは、写真の色がついていないエリアの、もう田んぼ出来ないから売却して、宅地分譲できる業者に買ってもらえたらなと考えている方々です。
規則が厳しくなって宅地分譲出来なくなる。
ということは、売却の見込みが無くなる可能性もあると。
田んぼを放ったらかしにしてしまう可能性もあると。
ここで、誰の目線で物事を語るのか?ということで、文脈が大きく変わります。
ここはひとつ、全体の調和の着地点が望ましいのですが。
今回一番言いたいのが、「平成16年の線引き撤廃は、意義有るものだったのか?」ということです。
大雑把な表現ですが、線引き撤廃は、「街にしようよ!」と、「田舎にしとこうよ!」というエリアの境目の線をなくしちゃうよ、というものです。
このおかげで、香川県の地価がぐんぐん下がる要因になったとも言われています。
コンパクトシティが想定されるマスタープランがあって、田舎のほうでも建築できるようにするために「線引き撤廃」があって、そうなると当然、家が点在しますよね、こんなとこ10年したら入居率50パーセントやろ!?みたいなアパートがガンガン建築されますよね、そしてここにきて、やっぱり開発するのに厳しくしますわ、と。写真のように立地適正化計画にしますわと。
コンパクトにしよう! → 拡げられる! → コンパクトにしよう!
なんだかなぁ〜、って感じませんか?
ちなみに、村上の自宅は色が付いていないところに所在します 笑笑笑!
初めて行きました。
六条町にある、お蕎麦屋さん、うえはら。
このエリアに多い、南北に縦長の地型に、建物があります。
おそらく大きな納屋?、倉庫?を改装しています。
和モダンな感じ。
ぶっとい梁の巨木がむき出しで、大空間です。
きっとエネルギー効率は良くないのでしょうが、そんな野暮なことはおいといて、大人がひっそり集いたくなる雰囲気です。
蕎麦もいいけど、ここなら、小さい七輪で魚介を焼いて、一杯やりたいなぁ、と勝手に思いました 笑。
しっぽくは、なんというか、具材はええもんを使っているのだなぁと思います。真ん中のネギが不思議な調理をされているのでしょうか?、美味い。
蕎麦は本格的です。
出されるお茶も珍しいもので、美味い。
素敵なお店でした。
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