2023年09月17日
古い位置指定道路 No.1,341
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おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。
今日の話は、不動産を売ろうとしている人も、
買おうとしている人にも大事なことです。
たまたま、連続して「なんでじゃ?!」と事案が重なりましたので、話題にと。
「位置指定道路なのに、なんで道路幅員が4mないの?」
というやつです。
同業界の人なら「あ~、あるよねぇ~」というやつです。
とりわけ昭和30年代~50年代に位置指定道路の許可を受けているやつです。
「古い位置指定道路」は、道路幅員が「4m」無い!というやつが、
ちょくちょくあります。
今だと行政の「完了検査」がありますので、
基準を満たさないと是正されます。工事をやり直す必要があります。
けれども、昔はこの「完了検査」が無かったんでしょうね。
いわゆる「やりっぱなし」というやつです。
でも厄介なのが、仮に道路幅員4mを満たして道路工事を完了させていたとしても、
道路に含む工作物のガッター、このガッターの上に「ブロック塀」を工作していたりと。
すると両側の家がそのようなことをしてしまうと、
道路幅員が20~30cmほど足りなくなります。
でも「道路そのものの幅員」自体が、4m無かったりします(汗)。
これこそホントに「なんでじゃ!?」なのですがね。
ホントにリアルにあるんですよ!
上記のブロック塀のレベルじゃなくて、
古い位置指定道路ですから、その時を経て、
ホントにガッツリ!と庭石や工作物を位置指定道路に突き出している現場もあります。
この「突き出す」瞬間に、土地の所有者や、実際に工事をした業者さんの、
脳内の思考回路を知りたいのですが(苦笑)。
いろんな行政庁の、いろんな建築主事の判断に委ねられると思うのですが、
位置指定道路に隣接する土地所有者全員の同意(なんの同意?笑)があれば、
それを条件として、接道条件を満たして、建築確認の許可が出るのかもしれませんが。
まぁ一手間かかるしリスクもありますよね。
しかし、位置指定道路の工作物自体が幅員4mを満たさないというのは、
いったい何なのでしょうかね?
この「古い位置指定道路は4m無いことがちょくちょくあるよ」という、
不思議な現象を、気の利いた四字熟語にしてほしいのですが。
なので、一応、位置指定道路に隣接している土地を所有の方々は、
とりあえずコンベックスで道路幅員を計測してみてください。
位置指定道路台帳は、高松市の「たかまっぷ」で閲覧できますので。
というわけで、
写真は、家族で食べに行ったコメダコーヒーにて、
「通常考えられるであろうタマゴの容量」を、
いとも簡単に「基準を満たしている」状態のやつです。
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#位置指定道路 #接道条件 #建築基準法 #道路幅員
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