不動産売買/賃貸物件/香川県/高松市/T-不動産株式会社 | ブログ

MENU

2017年07月21日

遺産分割から住居は除外だぜと、ラーメン屋の胡椒。No.887

おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。

薄暗くして、ダイニングテーブルでひとり、ポテトサラダを食べながらビールを飲んでいると、なんだか「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が読みたくなりました。


昨日の日経新聞の一面記事でした。
一面記事にするぐらい、すごいことなのか?まぁ、すごいですかぁ。これって、民法の改正か?

「自己居住の不動産を遺産分割協議の対象から除外する」と。
法せいなんちゃら会議ですけどね話題にしますよって。きっと、まだまだ、まだまだ、まだまだ先の話になるのでしょうが。

例えば、父、母、息子の三人家族で、父が他界して、法定相続人が、母と息子になりました。
息子は所帯持ちで、家も持っている。
父の財産は、母が住んでいる住居ぐらいで、あとは少額の貯金ぐらい。
すると、母が住んでいる住居は、遺産分割協議の対象になってしまいます。
母と息子が、めちゃくちゃ仲が悪かったらどうします?
あるいは、息子がめちゃくちゃ気が弱くて、嫁の尻に敷かれて、嫁の頭脳がキレッキレッで、そんなもん、住居なんて早く売っちゃってさぁ、現金にしなよぉ、これから先は不動産なんて余るんだからさぁ。高く売れるうちに、売っちゃいなよぉ!って自分の夫をせっつく。
そして、母は嫌々施設に入所して、息子夫婦は売った現金で焼肉を食べに行く。 
まあ、将来、母の現金も息子が相続するにしても、これからの超高齢社会において、こういうことが散見されると想定して、やっぱり自分が住む住居を遺産分割協議にかけられちゃうと、やっぱいろいろマズイよねぇ、ということから、法律変えよっか?みたいな、法せいなんちゃら会議で議論されるらしい。


いつもの、ネズミ色した引き戸をガラガラガラガラって開けると、たった今餃子用の細長い鉄板に、餃子を蒸すための水を勢いよく入れて、ジャァー!っと音がしたばかりだった。
やっぱり、この店は暑いなあ。
ほとんど冷房が効いていない。
家庭用の大型エアコンに毛が生えた程度のクタクタになったそれと、かろうじて甲子園のチャンネルだとわかる、ねっちょねっちょに油まみれになったテレビがある。
ピンクというか、色が剥げてしまった朱色という感じのL字のカウンターと、誰も座らない、意味がない小さすぎる二人がけ用のテーブルがひとつだけの店。
カウンターの向こう側で、表情ひとつ変えずに、おそらく秒きざみで仕事をしている主人がいる。
ここのニラレバと玉子スープが美味いから来てしまう。
隣は、半袖のワイシャツに、真夏にネクタイをしている細身で色黒の、60代のタクシー運転手である。
550円の醤油ラーメンがカウンターテーブルに置かれると、眼の前の胡椒をとって、ものすごい勢いで、ラーメンめがけて振りたくった。
おいおいもういいだろ?を通り越して、振りたくった。
途中、ケホッ!、んあ!、っが、ンハァ、って言いながらも、多分8分ぐらいでラーメンを食べ終えた。真夏なのに。こんなに暑い店で、あんなに胡椒を振ったのに。
なんというか、昭和30年代以前のおじさん達は、醤油ラーメンには胡椒だろ、みたいな文化がある。きっと。
今時のラーメン屋は、テーブルに出した時には味を完結させて、胡椒が入る余白をのこしていないと思うのだが。
村上の年間、缶コーヒーの消費量が2本以下という頻度の低さと同様に、生まれてから過去にラーメンに胡椒を振ったのは、おそらく1〜2回程度。
でも、こないだ休みの日に、金ちゃんラーメンに、かなりの量の胡椒を振りかけて食べてみましたが、上記の店を連想させる味がして、ものすごく美味しかったですよ、という長文の比喩表現でした。

写真は関係なく、りょうかの真麺です。
こういうラーメンには、胡椒は不要なんでしょうねぇ。

不動産のあなた様のお悩み解決に向けてのご相談は、まずは村上までメールしてみてくださいね。

t-master@i.softbank.jp