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2023年04月21日

「農地付き空き家」 田園回帰「1%戦略」 「空き家バンク」 No.1,325

おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。

最近は、毎日少しの時間ですが、
継続してbassを弾いています。
7月8日土曜日にLiveに参加します。やったー!



国土交通省
「『農地付き空き家』の手引き
~ 田園回帰等の移住促進に向けて 空き家や農地を地域資源として活用 ~」

https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo02_hh_000107.html

上記のサイトを是非とも読んでいただきたい人達ですが、
・とてつもなく暇で暇で仕方がない人
・農家の人
・休耕地を所有している人
・空き家を所有している人
・休耕地や農地や空き家を相続しそうな人

国土交通省って、まあまあ頑張っていると感じるのは私だけでしょうか?
空き家対策に続き、今度は農地に目をつけた取り組みです。
めちゃくちゃ簡単に表現すると、

「農地がついた空き家なら、
農業したい人も少しはいるから、関係各所は協力しようぜ!
農地は休耕地にはならないし、空き家も有効活用できる、一石二鳥だぜ!」


という感じです。



定年過ぎた人が、農業したいというのは昔からありますが、
データを見て驚いたのが、「若い人」の希望者が多いということです。
たしかに、NHKの番組でも、「東京からここ(ド田舎)に越してきました」という人達を、
見るようになったかもなぁ~と感じます。

それと、納得するところですが、
ガッツリ!農業!、これでメシを食っていくのだ!という感じではなくて、
趣味で農業したい、収穫というものをしてみたい、ということなんですよね。

あとは、子育て環境に良い!とド田舎を選択する、
あるいは、リタイアして気楽に農業というものをしてみたいという動機が多いみたいです。

これは仕方ないよねという感慨にふけってしまいましたが、
Iターンではなくて、やはりUターンという人達が多いということです。
まぁ、そりゃそうだろうなと。勇気と覚悟が必要でしょうから。


この国土交通省の発表にからんで、
宅地建物取引業者界隈と土地家屋調査士界隈で、
「まじか!ほんと?」という、ちょっと驚いたことがあるのですが、
農地の下限面積要件を撤廃したということです。農地法の3条申請です。
めちゃくちゃザックリというと、
今までは、農地は農家の人しか買えませんでした。
つまり、すでに農地を一定面積以上を所有している人です。
そして、ちゃんと営農できる人です。道具持っているし、機械もあるよと。
でも、この面積要件が撤廃されたのですね。
つまり、農地を所有していない人(非農家)でも農地を取得できるようになりました。
農地のまま所有権移転ができます。一応、営農できるの?といった許可要件は審査されますが。
休耕地の問題、食糧需給率の問題、空き家の問題、
そんなこんなを絡めた国の対策なのかと考えます。






そして、空き家問題と。
このサイトのデータを見ていくと、
賃貸の空き家率が52.4%、もう収益物件は新築するとヤバいよ!ということですね。

いわゆる普通の空き家率が38.8%、めっちゃくちゃ多いし、現在も増加中、
だから、次の展開を考える必要あります、普通の感覚として。
この38.8%の内の56.4%が相続案件です。
つまり人口年齢構造が急速に変化しているということですね。 
そして所有者は遠隔地に在住している。そりゃ管理なんて無理でしょと。
さらにさらに、かなり驚くデータですが、
「どうして空き家にしているのか?」の理由についてですが、
1位の理由が、物置利用と、超意外!です。どんだけの物を所有しているのだ!謎!
2位の理由が、解体費が嫌!と。そりゃあ、解決にならないですよね。
3位の理由が、特に困ってない!と。後の人、相続した人が困るんだけどね、実際に困る!よ。
4位の理由が、自分や親族が使うかもしれない。まぁ大抵は使わないでしょう、ほんとに(苦笑)。


あっ、


香川県の空き家の多さは、


全国でもトップクラスの、


第5位!でございます。


もう本当にヤバいと


思います。






それと、



「香川県への移住者」



は少ないです(現実)。








この国土交通省の取組は評価されるべきだと思います。
「農地の利用」なのだ!とか、
「農地確保」と「住宅確保」が相乗効果を出すのだ!とか、
巧妙な理論は凄いなぁ~と思いますが、

でもね、これが「空き家の解決」にはならない!と考えます。

まぁ、農地付空き家の利用は、マイナー路線ですし、
そもそも国土交通省も、この対策が大多数に対して仕掛けていることでは無いと、
そのようにも受け止められますし。

どうして、これが「空き家の解決」にはならない、と考えるのかと言うと、
「空き家は社会現象」であると考えるからです。
つまり、「人の意識」ですよね、社会現象とは。

ですから、「空き家」を所有している事への課税をするだとか、
何かしらの少しの「補助金」では、人の意識は動かないと考えます。
つまり、課税や補助金程度のことで、空き家は減少しないということです。


では、どうするのか?ということですが、良い解決策が浮かびません。
きっと、まだまだ空き家は増加していきます、自然と。
そして、完全に、不動産流通の需要と供給のバランスが崩壊します。
もう崩壊しているかもしれません。
「激安でも売れない」という不動産がわんさか出ると思います。

苦し紛れの案ですが、
休耕地への罰則、でもそれじゃあ「営農出来ない」という人には酷だから、
国の管理へ移行していく。でもきっと「増税」しますよと脅してくるでしょうけどね。 
そこから連動して、農地は農地のまま運用するとして、
そうすれば、空き家一件一件の価値の重みが出てきて、
土地の単価が上昇すると考えるのですが。
とりわけ香川県でいうと、「無秩序な広がりだったのを閉じていく」必要があると考えます。


きっと、この責任感が無い文章ひとつとっても、
いろんな人の立場からのいろんな意見が出ると思います。厳しい意見が。
ただし、多くの人が、
「どっちかぁつーと、良い社会になればいいんじゃない?」と考えていると期待したいです。
えらそうに好き勝手い書いてしまい、すみません。




写真は、丸亀の「綿谷」さんの、
かけ小、いなり、アジフライ、です。
ものすごい久しぶりに、うどんを食べました。
かけ小だけにすればいいのに、
なんというか雰囲気というか、
風林火山のような自然現象のように、
いなり、アジフライを取ってしまいました。
最近は、昼ご飯をほとんど食べていませんので、
ものすごい満腹です。
麺ですが、ものすごいゴリゴリの食感でした。
店の外に50~60人以上?の行列でした。




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